垂木流し
屋根垂木を流して(取り付け)います。
垂木も無垢パイン材一本モノです。
とっても重たいです、パインですから・・・・
間違ってもランタサルミはスプルースは使いません。
垂木スペック 45x195ミリ なのでこの桁と棟木をワンスパンで飛ばすことが出来ます。
ここいらの在来工法で一般的な垂木のスペックは 杉45x60or45x45 です。
当然こんなワイドスパンは飛ばせないし、飛ばす必要も無いので在来では母屋が間に入っています。
垂木と垂木の間には転び止めを兼ねた「面戸板」が入れられます。
棟木とはLアングルプレートとで留められ、垂木同士をガセットで繋ぎます。
ゲーブルエンドの屋根ですから、一番上からセトリングが発生しセトルダウンします。
つまりログ壁が沈むのです。
三角形が沈んで圧縮されても底辺は変わりません、しかし屋根の勾配は緩やかになります。
すると屋根に載せてある垂木が桁方向へ押し出される形になります。
その動きを阻害しないよう、桁との連結は固定式のLアングルではなく、スライダー金物を使います。
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