オープンキッチンの家

ウエストガーデン

2008年08月26日 15:44


埼玉県で建てさせて頂いたログハウス住宅です。
土地探しから長い長いお付き合いの末に実現した一軒です。
こちらもフリーデザインモデル、夫婦2人とペットのわんこが一緒に過ごすための工夫が一杯に仕込まれている家です。
グレーベースに赤いアクセントのカラーリングです。

中古の戸建てに住まわれていたオーナーは奥様と思い立ってログへの住み替えを決意
住んでいた家を売りに出し、新たローンを借りて土地探しへ。運良く見つかった訳あり中古物件を取得、周りが田畑で市街化調整地域でしたが既存宅地である為に再建築可という物件でした。
古い農家住宅と納屋を取り壊し(当時はまだミンチ解体出来た)更地にしてからのスタートでした。
幸い土地は切り売りできるほど広かったので広い庭を確保。
わんこを自由に走らせることが出来るように、敷地をフェンスで囲いました。庭には小山を作り薪置き場やガゼボまで。これらはオーナーの手作りです。

お隣との緩衝を取るために北側に駐車スペースを設け、北側玄関のプランニングです。
LDKは南側にあるので玄関入って廊下があります。
玄関の外で笠をさしたり、買い物の荷物も一度下に置いてからカギを操作できるよう玄関上には屋根を設けています。

西側へ出っ張りを設けてL字型のデザインはログでは定評です。
見た感じもグッときますね。瓦はラファージュブラースというフランスのセメント瓦です(国内ライセンス生産です)リビングの大型3連窓もデザインされています。

東側の屋根には大型のゲーブルドーマーが乗っています。このドーマー内側のスペースがメインベッドスペースになっています。朝日が差し込んで目が覚める・・・という訳です。

ここが内部ロフト、仕切りが1箇所で仕切りの中はウォークインクローゼット(正面右奥)です。つまりオープンなロフトスペースにベッドを置いてそのまま寝室になるのです。右側のエアコン下がそのスペースです。
ちょっと普通では考えにくいプランニングですが、オーナーは愛犬家で一階で寝ているわんこ達の様子もすぐ分かるようにしている訳です。

先ほどの左奥はこんな感じ、玄関右側のL字になっている部分のロフトです。
天井がとても低いのですがこれは折込済み、ここは奥様の趣味のスペースになるので天井が低くても構わないのです。

このスペースを反対側から見るとこうなっています。二階のバルコニーにアプローチする為のキャットウォークになっていたんですね。
南側は大型FIX窓でとても明るくなっています。

この家自慢のオープンキッチンです。特注品です。
画像では何も無いのでちょっとツマラナイですが、ここは見事に飾られて月刊ハウジング2003年4月号、輸入住宅に暮らす2003年SUMMER号に掲載されました。
キッチンの奥行きは1200、お友達を集めて皆でワイワイお料理やお菓子を作ることが出来るようにしてあります。カントリーキッチンでは有名なグリーンゲイブルズのキッチンを採用したかったのですが、如何せん高すぎて予算オーバー、そこでオリジナルキッチンをオーダーして作りました。
フルオーダーキッチンってバカ高いイメージがありますが、キッチンメーカーではない建具屋さんで作る木製キッチンだとそんなに値段が張るものでは無いんです。
ヘタなメーカー製より安かったりします。
でオール電化ですのでエコキュートとIHヒーターの組み合わせです。
コストのメリハリの為にお風呂を犠牲にしています。ユニットバスですがエコノミーグレードをチョイス。

ダイニング側から見たリビングルーム、リビングには二階へ上がるL階段、そして隅には薪ストーブが鎮座します。
ストーブと階段の間には3連窓をジャストフィットで組み込んであります。

最近でもたまにログ系の雑誌や輸入住宅系の雑誌に建物が紹介されていたりします。



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