Sea Side Loghouse

ウエストガーデン

2008年08月29日 12:40


私がフィンランドのログハウスのトリコになってしまった理由、このログハウスのテイストを感じていただければ分かっていただけるのではないでしょうか?
某ログ雑誌2003年5月号の表紙も飾ったこの物件、私もお世話になっている八ヶ岳の某カリスマデザイナーが遂の棲みかとして作った入魂の一棟です。
「OverTheRainbowを聴きながら」というサブタイトルの通り、窓の向うの水平線では日没時に綺麗な虹模様が描かれる・・・

伊豆半島の先端近くにあるとある入り江、近くに人家のない入り江に佇む一棟のログハウス。
道路から一段下がった場所にある為、建物からは人工的なものはほとんど見えない、そんなロケーションに建てられています。
外壁を真っ白に塗り上げてログハウスの雰囲気とはまるで別物。

RC造の駐車場は道路と同じレベル、そこから階段を下りて建物に至るアプローチはなにかギリシャの風景をイメージさせます。屋根はイタリアから取り寄せた明るい洋瓦です。
このRC駐車場の下空間はホームシアターに・・・
建物から更に下へ下って行くことが出来、最後には海に出るのですが・・・
プライベートビーチです、とても贅沢です。

玄関です。
以前ご紹介した南箱根の家と同様、大きな木製フレンチドアによる、しかも外壁より一段凹ませて設けられた玄関は存在感十分。アルミの軽薄な玄関ドアとは重厚さが違います。
使われているログも幅185ミリ高さ220ミリのブロック、ホンモノの重厚さのうっとおしさを緩和させるかのような白い塗装です。

玄関を入ったところからの室内です。
玄関入るとそこには大きなダイニングテーブル、そして奥海側にはキッチン、キッチンの大きな3連窓からは当然海が見える・・・
外壁同様に白く塗られた室内ですがログハウスなんですよー。

ダイニングを別角度から。
テレビのある正面右奥はトイレ、左奥は書斎になっています。
テレビの下はワインラックになっていて数十本のワインが寝かされています。

ダイニングルーム隣のリビングルーム、さり気なく置かれたグランドピアノからもその広さが伺えます。
床は全面タイル仕上げ、当然全面床暖房です(伊豆なのに・・)。雰囲気はもうプロヴァンス。
リビングの奥にはバスルームが・・・

バスルームでございます。ただただ広いです。とこぞの高級ホテルのスィートルームのバスルームより広いです。おまけにちゃんとトイレも設けてあるのが心憎いです。
広いドレッサーにバスタブはフレンチックな猫足スタイル。
いやはやこのバスタブに若い綺麗な〇〇さんみたいな女性がうっとりと浸かっている様はとっても絵になります。ごっついオッサンがこのバスタブに浸かって悦にいっている様は余り想像したくないものです。

バスタブだけじゃどこで体を洗うの?
そう思われた貴方は正しいです。で角度を替えたバスルームの画像です。
シャワーブースです。ガラス張りの・・・コーラー社製です。
私もシャワーブースは好んでいます、特に小さ目の別荘だとスペースの問題でお風呂が小さくなります。
0.75坪ユニットをムリヤリ設置して狭い中で入浴する位なら、シャワーブースユニットにして「風呂に浸かる」ことは諦めたほうが無難です。というのもこの辺りは2000湯以上の温泉があるんですから。

ダイニングの隣にはメインベッドルームです。
ゲストの居ない日常は夫婦二人で水入らず、使う空間もベッドルームとダイニングとキッチン、それにユーティリティ位ですね。コンパクトにまとまっています。

当然ですがベッドルームからも海が見えます。屋根の掛かったベランダが設けられており、雨の日でもベランダの椅子に腰掛けて海を眺めることができるのです。

リビングの右奥で存在感を主張していた赤い螺旋階段、これを登るとゲストルームがあります。
天井の低い「ロフト」に設けられたゲストルームは3ベッド、その圧迫感を緩和する為に2つの天窓が設けられています。ここから星を眺めながらZZZzzz・・・

海側には広いウッドデッキが設けられています。
室内からの眺望を邪魔しないようにデッキの広い部分は階段で数段下げられています。
そしてさりげなく置かれているウッドチェア・・・
人が出入りしているのがリビング、真中の3連窓はキッチン、右側のウッドチェアはメインベッドルームです。最も奥がバスルームの窓ですね。

私もいつかはこんな建物を建てて住んでみたいものです。
こんな建物をご希望のお客様、いつでも建てさせて頂きます。

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