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2009年12月25日

フィンランドの冬


フィンランドログハウスの仕事をするようになって、2回ほどフィンランドに赴いた事があります。
しかも2回とも冬・・・・
しばれるフィンランドの冬です。

以前取引していた某メーカーのツアーで行ったのですが、工場近くの空港まで小型機で移動。

JYVASKILA(ユヴァスキラ)空港です、日本人には馴染の無い空港ですが、ここはWRCフィンランドラリー(昔は1000湖ラリー)のコース近くでもあり毎年何十万人もの観光客が訪れるちったぁ有名なローカル空港です。
と言っても飛行機はタラップを降りて歩いてターミナルに行くんですけどね・・・
空港は大断面集成材のフレームで作られた建物です。
流石は木材王国らしい建物です、日本の無機質なコンクリートや鉄骨の建物とはデザインセンスも異なります。


空港からバスで移動して、ローカルなリゾート地に泊まります。
夏だと湖のココも今は凍結中、ここは凍った湖の上からリゾートホテルを撮影しています。
ホテルはどこだって?低層建築なので木々の合間に細長く・・・
日本のリゾートと違ってゆとりある建築なのです。


冬でもアウトドアが大好きらしいフィンランド人、冬の遊びはズバリコレ
「穴釣り」・・・・気温は-20度位なんですけど・・・
しゃがんで穴に糸垂れてるのが私です。
氷は40センチ位ありますが、手動のドリルでゴリゴリ掘って・・・
穴の水もみるみる凍り始めるんですけどね・・・
結局釣れませんでした。


暗くなってまた皆でお出かけ。
ウェアを着込んでカントリースキー、頭にヘッドライトで暗い雪の森を行軍します。
行き着いた先はコタというフィンランドの六角形の小さな小屋、北米で言うティピーみたいなものです。
このコタで夕食を頂きます、経営者のフィンランド人のご夫妻。


フィンランドブランドのビール「ラピンクルタ」とか「コフ」とかを頂きながら、名物料理のサーモンが焼けるのを待ちます。このサーモンは焚き火の遠赤外線で数時間かけてじっくりと焼かれるのです。
サワーソースをつけて頂くのですが「絶品」です。
フィンランド国内でもあまり食べる事ができない珍しい料理だそうで(調理に時間掛り過ぎるので・・)
そして夕食の後のお待ちかねは・・・・


アイスサウナ・・・・
冬限定のフィンランド名物、氷で作られたサウナです。
湖から氷を切り出して積み上げて作られた部屋に、薪のサウナストーブを置いてあります。
サウナストーブを燃やすと室内はどんどん溶けて来ますが、氷がぶ厚いのでサウナになるんです。
冷たい氷のベンチに敷物敷いて腰掛けて、サウナのロウリュを愉しみます。
いい按配に暖かくなれば外で待っているのは・・・


お約束の氷結した湖に開けられたプールです。
外気温は-20から-30度です、薄氷が張っているので割ってから入ります。
水深の関係上、湖のそれなりの位置にあるので100m近く陸から離れていて歩いて?行かなくてはなりません。道しるべにロウソクが灯されています。


ええ、ワタシもちゃんと入りましたよー
サウナの中は気温60度とか70度とか・・・湿度が低いのでこれでも入ってられます。
そして屋外はマイナス20度以下・・・
凍っていない水の中は・・・-2-3度ですから外の方が寒いぞと・・・
サウナからすっぽんぽんで外に出ると(当然外には何も無いし誰も居ない)体中の毛が凍っていくのが実感できます。
もちろんアソコの毛も凍りますよー
そしてサンダル履いて氷のプールまで走っていって(寒いので)ザブンと浸かって・・・
ひゃーいい気持ちー
なんて感じる間もなく体の感覚が麻痺して来ます。
まぁ冬に水に飛び込んでも少々のことでは心臓麻痺は起こらないんやなと実感できた訳ですね。


まぁそんなナイトライフが長い冬のフィンランドのお楽しみという事で・・・

感覚として-20度も-30度も大して変わらないんです。
このレベルだと服の防寒はカンペキで外には顔しか出ていませんから。
顔を突き刺す冷気の痛さがちょっと違う位・・・

  


Posted by ウエストガーデン at 20:14Comments(2)ランタサルミ