2011年03月22日

上棟しました

上京している間に現場では仮床が作られ、小屋裏二階となる部分の組み立てが始まっていました。
小屋裏を作る妻壁の構造はツーバイフォーです。
ログで作る方法、ツーバイで作る方法、在来工法で作る方法などがあります。
ログを積み上げるのはゲーブルエンドと呼ばれ、得意としているメーカーもあります。
しかし、ゲーブルエンドでは強度と形状の問題で大きな開口部を作ることが出来ません。
在来の場合、屋根荷重を柱直下のみで受けることとなります。
ツーバイだと開口部も大きく取れ、荷重もログ上全体に分散させる事が出来るというメリットがあります。在来の方が仕事は早いです。

ツーバイで作られた壁を一枚まるまる吊上げ。

ログに乗せたら筋かいを入れて垂直固定です。

妻壁と間仕切壁を立てたら「母屋」を載せます。

母屋の先端にはこの建物の外観上のシンボルとなりそうな柱が建てられます。
210φのラミネート材の丸柱です。

母屋も棟木も集成材ですが一本モノです。
長いです、10m近くあります。

上棟しました。
各部の寸法を調整して次の工程へ

垂木を掛けていきます。垂木は45x195のパイン材、やはり一本モノです(フィンガージョイントで継いであります)。重たいです。

垂木を流し終わったら、二段構成の破風と鼻隠しを取り付けます。
更に下地合板を張っていきます。
屋根勾配は8寸です。

屋根下地が完成です。
ここから後は屋根屋さんにお任せです。

外観はシャープな完成形に近付きました。
ちなみにオリジナルデザイン(フリープラン)です。
2011年03月12日

私は無事です
こんにちは
昨日までランタサルミの会議で上京しておりました。
ハイ、東京で地震に遭いました。
東京モノレール浜松町駅のホームにて被災、そのままモノレール、JR、地下鉄、私鉄等全て運休となり移動手段が限られました。
私は運良くタクシーを捕まえることが出来、羽田空港まで辿り着く事が出来ました。
空港は混乱していたものの、搭乗予定便は既に羽田空港に駐機していた為、大幅に時間は遅れたもののフライトが行なわれ昨日のうちに大分空港へ降り立つことが出来たのです。
ご心配頂いている関係者の皆様にこちらから安否報告させて頂きます。
浜松町で動けなくなった時には東京滞在延期も頭を過ったのですが、滞在していたらとんでもない事態に巻き込まれているところでした。
東北方面では甚大な被害が報告されてきています。
被災された皆様には災害の沈静化と、一日も早い復旧を祈るばかりです。
昨日までランタサルミの会議で上京しておりました。
ハイ、東京で地震に遭いました。
東京モノレール浜松町駅のホームにて被災、そのままモノレール、JR、地下鉄、私鉄等全て運休となり移動手段が限られました。
私は運良くタクシーを捕まえることが出来、羽田空港まで辿り着く事が出来ました。
空港は混乱していたものの、搭乗予定便は既に羽田空港に駐機していた為、大幅に時間は遅れたもののフライトが行なわれ昨日のうちに大分空港へ降り立つことが出来たのです。
ご心配頂いている関係者の皆様にこちらから安否報告させて頂きます。
浜松町で動けなくなった時には東京滞在延期も頭を過ったのですが、滞在していたらとんでもない事態に巻き込まれているところでした。
東北方面では甚大な被害が報告されてきています。
被災された皆様には災害の沈静化と、一日も早い復旧を祈るばかりです。
2011年03月09日

楽しいログ積み
積み木の家「ログハウス」
その楽しい楽しいログ積みをダイジェストにて一気に・・・

予めシルログを敷き、2段目まで手積みして1階の仮床を作っておきます。

シールテープなどを仕込んだログピースを整理して配っておきます。
段取りが全てを左右します。
約10mのログは一本モノです。
当然クレーンで吊って移動させます。

1段積むごとに「木ダボ」を打ち込みます。
叩いて、叩いて、叩いて・・・・
打つべし・・・打つべし・・・打つべし・・・
大工さんが立っているログの幅は114ミリです

ログを積んで、ダボダボダボダボ・・・・・

大分積み上がって来ました。

ログに開けられているダボ穴に四角い「木ダボ」を打ち込んで上下のログを緊結します。
ダボを多数打ち込むことで地震の際に建物に掛る「水平方向の力」に対抗できるようになります。
なのでダボの数は構造計算によって最低数を導き出し、それ以上の本数を打ち込みます。
数があればあるほど水平方向の揺れに強くなります。

丸い穴に少し大きいサイズの四角いタボが打ち込まれていますね。
ダボと穴のサイズは絶妙です。太すぎたら入らない、細すぎたら効かない。
細いダボは打ち込みが楽ですが、乾燥材といえども木はやがて少し痩せます、細いタボが痩せると効きが甘くなったり、穴の下へ落ちてしまいます。

一日目終了

どんどん積み上げていきます。
途中で補強の鉄パイプも入ります。
開口部に入りました。

脚立もそろそろギリギリです。

タボは段毎に千鳥に入れます、互い違いって事です。
ログはセトリングという沈み込み現象が起きるため、連続ダボではやがてダボが突き出してしまいます。

頭が繋がれ、開口部が姿を表しました。

もう少しです。
高所作業になっています。

二階バルコニーの突き出し部分も乗りました。
あともう少しです。

2日目の夕方、無事にログ積み終了
つまり建物1階の壁の大半が完成したという事でもあります。
ログ積みの間にはできるだけ雨を当てたくないものです。
故に屋根が掛るまではハイペースで作業は進められます、土日も返上です。
ログ積みが終わったらクレーンで材料を移動してもらったり、必要なものは積み上げてもらったりします。
その楽しい楽しいログ積みをダイジェストにて一気に・・・

予めシルログを敷き、2段目まで手積みして1階の仮床を作っておきます。

シールテープなどを仕込んだログピースを整理して配っておきます。
段取りが全てを左右します。
約10mのログは一本モノです。
当然クレーンで吊って移動させます。

1段積むごとに「木ダボ」を打ち込みます。
叩いて、叩いて、叩いて・・・・
打つべし・・・打つべし・・・打つべし・・・
大工さんが立っているログの幅は114ミリです

ログを積んで、ダボダボダボダボ・・・・・

大分積み上がって来ました。

ログに開けられているダボ穴に四角い「木ダボ」を打ち込んで上下のログを緊結します。
ダボを多数打ち込むことで地震の際に建物に掛る「水平方向の力」に対抗できるようになります。
なのでダボの数は構造計算によって最低数を導き出し、それ以上の本数を打ち込みます。
数があればあるほど水平方向の揺れに強くなります。

丸い穴に少し大きいサイズの四角いタボが打ち込まれていますね。
ダボと穴のサイズは絶妙です。太すぎたら入らない、細すぎたら効かない。
細いダボは打ち込みが楽ですが、乾燥材といえども木はやがて少し痩せます、細いタボが痩せると効きが甘くなったり、穴の下へ落ちてしまいます。

一日目終了

どんどん積み上げていきます。
途中で補強の鉄パイプも入ります。
開口部に入りました。

脚立もそろそろギリギリです。

タボは段毎に千鳥に入れます、互い違いって事です。
ログはセトリングという沈み込み現象が起きるため、連続ダボではやがてダボが突き出してしまいます。

頭が繋がれ、開口部が姿を表しました。

もう少しです。
高所作業になっています。

二階バルコニーの突き出し部分も乗りました。
あともう少しです。

2日目の夕方、無事にログ積み終了
つまり建物1階の壁の大半が完成したという事でもあります。
ログ積みの間にはできるだけ雨を当てたくないものです。
故に屋根が掛るまではハイペースで作業は進められます、土日も返上です。
ログ積みが終わったらクレーンで材料を移動してもらったり、必要なものは積み上げてもらったりします。