2010年04月24日

ランタサルミ新体制
フィンランドの「ランタサルミ」は倒産する
そんな噂が流されています。
ソースはどうやらフィンランド国内の新聞が「ランタサルミ」は債務の一部を履行していない・・というような記事が書かれた為らしいです。
真否は分かりませんが、ランタサルミが資金繰りに苦慮しているのは今に始まった話ではないそうです。
スポンサーや金融機関などが今後について経営陣と協議を行っているらしく、まだ倒産でなく復活の道を探っている模様です。
今のところランタサルミはエコレックスなどの販売に特化し、製造部門を切り離す方向だそうです。
製造部門は既に新しい会社が立ち上げられ、最新のログ加工マシンが稼動しているそうです。
年間100棟規模の加工キャパを持っており、日本からの発注がその半分程度を消化する模様。
新しい加工工場はランタサルミの動向の影響はほぼ受けない模様
ですので日本向けの出荷が止まる事もございませんし、現在もオーダーを日々こなしているそうです。
ある意味生産部門は新体制になった訳ですね。
だから安心してじゃんじゃん売ってくれ、という説明でございました。
そんな噂が流されています。
ソースはどうやらフィンランド国内の新聞が「ランタサルミ」は債務の一部を履行していない・・というような記事が書かれた為らしいです。
真否は分かりませんが、ランタサルミが資金繰りに苦慮しているのは今に始まった話ではないそうです。
スポンサーや金融機関などが今後について経営陣と協議を行っているらしく、まだ倒産でなく復活の道を探っている模様です。
今のところランタサルミはエコレックスなどの販売に特化し、製造部門を切り離す方向だそうです。
製造部門は既に新しい会社が立ち上げられ、最新のログ加工マシンが稼動しているそうです。
年間100棟規模の加工キャパを持っており、日本からの発注がその半分程度を消化する模様。
新しい加工工場はランタサルミの動向の影響はほぼ受けない模様
ですので日本向けの出荷が止まる事もございませんし、現在もオーダーを日々こなしているそうです。
ある意味生産部門は新体制になった訳ですね。
だから安心してじゃんじゃん売ってくれ、という説明でございました。
タグ :ランタサルミ
2010年04月18日

地盤調査結果
地盤調査のレポートが届きました。
大体予想通りの内容でした。
深いところでは1m程度まで軟弱層が、他はもっと浅いところで支持できそうです。
基礎工事では普通でも数十センチは根切りで掘り下げます。
すると軟弱層はあとわずかになります。
レポートで推奨されている「表層改良」を施すか、根切りを深くして対処するか?
設計士さんと相談ですね。
深い根切りで幅広フーチンでの布基礎+防湿コンもアリではあります。
大体予想通りの内容でした。
深いところでは1m程度まで軟弱層が、他はもっと浅いところで支持できそうです。
基礎工事では普通でも数十センチは根切りで掘り下げます。
すると軟弱層はあとわずかになります。
レポートで推奨されている「表層改良」を施すか、根切りを深くして対処するか?
設計士さんと相談ですね。
深い根切りで幅広フーチンでの布基礎+防湿コンもアリではあります。
2010年04月18日

床下点検
築5年の顧客宅訪問
今回は床下の点検です。
弊社プロデュースのログハウスは、深めの軒を設計します。
しかし、雨が地面に跳ね返って建物外壁のログに当って濡れない様に基礎の高さも一般住宅より高めに設定しています。
最低でもGL+500です。
床は大抵+204なのでGL(グランドレベル)+704が室内床高さですねー
床下に50センチの隙間があるので、人間が容易に潜る事が出来ます。
その潜入口として床下収納など床下への入口も設けています。
給排水管からの漏水、電気配線の異常、シロアリの侵入が無いか?などを点検します。
ついでに床下の乾燥具合もチェックします。
30分以上は床下を外周部中心にゴソゴソと這いずり廻っておりました。
その前には屋根にへばりついての煙突掃除でした。
床下に潜れない家もままあると耳にします。
何か起った時の対応が厄介ですよ、場合によっては床を壊さないと対処出来ない事も・・
シロアリ侵入の発見も遅れがちになります。
出来れば1年に1回、無理でも3年とか5年とか
床下も潜って点検しましょう。
ログハウスだろうと在来建築だろうと軽量鉄骨だろうと、床下の点検は大切ですよ。
何事も無くてあたりまえですが。
今回は床下の点検です。
弊社プロデュースのログハウスは、深めの軒を設計します。
しかし、雨が地面に跳ね返って建物外壁のログに当って濡れない様に基礎の高さも一般住宅より高めに設定しています。
最低でもGL+500です。
床は大抵+204なのでGL(グランドレベル)+704が室内床高さですねー
床下に50センチの隙間があるので、人間が容易に潜る事が出来ます。
その潜入口として床下収納など床下への入口も設けています。
給排水管からの漏水、電気配線の異常、シロアリの侵入が無いか?などを点検します。
ついでに床下の乾燥具合もチェックします。
30分以上は床下を外周部中心にゴソゴソと這いずり廻っておりました。
その前には屋根にへばりついての煙突掃除でした。
床下に潜れない家もままあると耳にします。
何か起った時の対応が厄介ですよ、場合によっては床を壊さないと対処出来ない事も・・
シロアリ侵入の発見も遅れがちになります。
出来れば1年に1回、無理でも3年とか5年とか
床下も潜って点検しましょう。
ログハウスだろうと在来建築だろうと軽量鉄骨だろうと、床下の点検は大切ですよ。
何事も無くてあたりまえですが。
2010年04月15日

地盤調査
家を建てるお話をしていると
「そちらの会社はどういう基礎を採用されているのですか?」
という質問をよく受けます。
どういう仕様の基礎が必要とされるかは、建物が決めるのではなく
「建築地の地盤の固さと相談して決める」必要があります。
昔は営業マンや設計士が現場を見て「経験と勘」で地盤の判定をしていました。
でもそこにある判定の根拠は実に頼りないものでした。
現在はほとんどの建築業者は「地盤調査」を行って地盤の固さを調べ、データの裏づけを以って土地が設計した家屋の荷重を長期に渡って支持し続けられる基礎仕様を導き出しています。
その為の調査を実施しました。
今回は「スウェーデン式サウンディング試験」(SS試験)にて調査を実施しました。

調査は専門業者が自動マシンを使って行ないます。
調査自体は簡単なもので「手動式」の試験器具もあります。
装置にセットしたロッドの先端にスクリューポイントを付け、そのロッドに重りを乗せて荷重を架け、ロッドが地面に貫入してゆく様子を観察して地盤の様子を探ります。

SS試験のメリットはコストが安いことです。
そして調査も容易に行なえます。
しかし試験としては万能ではありません。
ロッドを地面に突き刺す事で地盤の様子をさぐるので、地中に大きな「石」などがあってそれに当ると正しい検査データは得られません。小石程度であれば、ロッドの貫入が止まった際に行なう「ハンマーによる打撃」で石を避けたり、破壊したりして調査します。
この試験は「軟弱地盤を見つける」事には有効ですが、建物の荷重を支持してくれる支持層を見つけるためには必ずしも有効な方法ではありません。
SS試験の結果、複数の軟弱地盤が確認されるようでしたらその地盤は改良したり杭打ち工法などを検討する必要がありますが、これの判定にはボーリング調査などが更に必要です。
ボーリング調査は結構なコストを要します。
最近では音波測定による地盤調査方法などもあり、必要に応じて調査します。
そもそも木造戸建などは、建築の世界では「軽い建物」なのです。
今回は地盤表層のせいぜい1メートルまでの浅い部分は柔かいようですが、そこから下は粘土質の土でかなり貫入抵抗があったようです。
調査会社からのレポートと、専門家の意見で基礎仕様の判定と地盤改良の必要性を判定します。
これらを怠って建物を建築した場合、何事も起らなければ問題はないのですが、地盤の不等沈下などが起って建物が傾いてしまったりした場合、10年間は我々建築会社が責任を負わなくてはならない決まり(法律)になっています。
「A社は標準でベタ基礎だから安心」
↑こーいう謳い文句は「全くアテにならない」のです。
そもそも固い地盤であれば割とコストのかかるベタ基礎でなくとも、それよりローコストの布基礎でも十分に建物は支持出来るのです。
昔の建築物には、当然ながらベタ基礎などコンクリートの基礎はありません。
しっかりした地盤であれば、「束石」だけで何十年何百年と建物を支える事は出来ます。
そういう寺社仏閣や古民家などは私たちの周りに沢山存在しているのです。
「そちらの会社はどういう基礎を採用されているのですか?」
という質問をよく受けます。
どういう仕様の基礎が必要とされるかは、建物が決めるのではなく
「建築地の地盤の固さと相談して決める」必要があります。
昔は営業マンや設計士が現場を見て「経験と勘」で地盤の判定をしていました。
でもそこにある判定の根拠は実に頼りないものでした。
現在はほとんどの建築業者は「地盤調査」を行って地盤の固さを調べ、データの裏づけを以って土地が設計した家屋の荷重を長期に渡って支持し続けられる基礎仕様を導き出しています。
その為の調査を実施しました。
今回は「スウェーデン式サウンディング試験」(SS試験)にて調査を実施しました。

調査は専門業者が自動マシンを使って行ないます。
調査自体は簡単なもので「手動式」の試験器具もあります。
装置にセットしたロッドの先端にスクリューポイントを付け、そのロッドに重りを乗せて荷重を架け、ロッドが地面に貫入してゆく様子を観察して地盤の様子を探ります。

SS試験のメリットはコストが安いことです。
そして調査も容易に行なえます。
しかし試験としては万能ではありません。
ロッドを地面に突き刺す事で地盤の様子をさぐるので、地中に大きな「石」などがあってそれに当ると正しい検査データは得られません。小石程度であれば、ロッドの貫入が止まった際に行なう「ハンマーによる打撃」で石を避けたり、破壊したりして調査します。
この試験は「軟弱地盤を見つける」事には有効ですが、建物の荷重を支持してくれる支持層を見つけるためには必ずしも有効な方法ではありません。
SS試験の結果、複数の軟弱地盤が確認されるようでしたらその地盤は改良したり杭打ち工法などを検討する必要がありますが、これの判定にはボーリング調査などが更に必要です。
ボーリング調査は結構なコストを要します。
最近では音波測定による地盤調査方法などもあり、必要に応じて調査します。
そもそも木造戸建などは、建築の世界では「軽い建物」なのです。
今回は地盤表層のせいぜい1メートルまでの浅い部分は柔かいようですが、そこから下は粘土質の土でかなり貫入抵抗があったようです。
調査会社からのレポートと、専門家の意見で基礎仕様の判定と地盤改良の必要性を判定します。
これらを怠って建物を建築した場合、何事も起らなければ問題はないのですが、地盤の不等沈下などが起って建物が傾いてしまったりした場合、10年間は我々建築会社が責任を負わなくてはならない決まり(法律)になっています。
「A社は標準でベタ基礎だから安心」
↑こーいう謳い文句は「全くアテにならない」のです。
そもそも固い地盤であれば割とコストのかかるベタ基礎でなくとも、それよりローコストの布基礎でも十分に建物は支持出来るのです。
昔の建築物には、当然ながらベタ基礎などコンクリートの基礎はありません。
しっかりした地盤であれば、「束石」だけで何十年何百年と建物を支える事は出来ます。
そういう寺社仏閣や古民家などは私たちの周りに沢山存在しているのです。