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2012年05月22日

木製建具のガラス交換 ホンカ編

姉さん、事件です!!

かつてホンカの代理店時代に建てさせて頂いた物件で「事件」は起きました。
ドアのガラスが割れてしまった・・・・


ホンカのフレンチドアやバルコニードア等に採用されていた「KUPドア」です。
玄関などは「HITドア」です。

いずれも採用されていたペアガラスは4㎜+12㎜アルゴンガス+4㎜Low-Eというタイプ
そうそう簡単に割れるガラスではないのですが、不慮の事故により・・・

とりあえずガラスを入替えなきゃいけません。

これまで2度だけガラス交換の経験がありますが、一度は現場で知らないうちに終わっていました。
一度だけガラス交換を見たことがあるのと、ホンカ代理店時代にこの建具を作っていた工場を見学させてもらっていましたので製造工程と仕様等はある程度分っています。

しかし、ホンカに問い合わせてみても「はめこんであるペアガラスのタテヨコサイズ」までは分らない、そして現在はこの建具メーカーの製品は採用していないとの事、現場で実寸を測るしかない・・・

でバラしにかかりました。
バラし方は某T棟梁と一度やっていますので分っています。
木製建具なのでアルミサッシに使われる「ビード」はありません。
木の「押し縁」で押さえてあるだけです、でも押し縁はフィニッシュネイルで打ってあるし、ガラスとの間にはシリコンコーキング
まずシリコンコーキングをカッターで切り取ります。
今、塗装メンテで散々シリコンコーキング切りまくっていたので楽勝です。

次になるべくフレームに傷(凹み)を付けないようにして押し縁を外します。
四方留めになっているので、どこか一面は壊さないと外せません。
押し縁とフレームの間に、ノミ、スクレーパーと挟み込んで隙間を作り、平バールでこじれば押し縁は動きます。鋸で切るか、力技で壊せば外す事が出来ます。


押し縁を外したところです。
フレームに対し一回り小さいサイズでガラスが嵌め込まれているのです。
押し縁との間には弾力性のあるパッキンも挟んであります。

この隙間を採寸すればガラスのサイズが得られます。

最近は4+12+4のアルゴンLow-E仕様のペアガラスも国内で出回るようになっているそうで(以前はこのスペックは無かった)ガラス屋さんに見積依頼です。
でも国産ガラスメーカーさんのは高そう・・・特注サイズやし・・・

さすがにフィンランドからワレモノのガラスを取り寄せるようなマネはしません・・・・

新しいガラスを嵌め込んだら、外した押し縁の使えるパーツは使い、壊した部分は代替品を作り元のように組み付けすれば修理完了となります。  


Posted by ウエストガーデン at 23:40Comments(0)ログメンテナンス

2012年05月05日

ログハウスの外壁塗装


愛媛県八幡浜市S邸ログハウス離れを再塗装 今度は白とグレーのツートンカラーです。
新築みたいになりました。
2001年築ですので11年目にして初の再塗装です。もう数年早く塗っておけば尚良かったですね。


こちらは同じ物件の2005年3月の状態です。雨の当たる部分は結構痛んでいます。
特に屋根の破風と鼻隠しの部分が白く変色してしまっています。


こちらは同じ物件の2003年5月の状態です。まだまだ綺麗ですね。


塗り直した今の状態


2005年3月の状態 下の方に緑色のカビが表面に出ています。


2003年5月の状態 綺麗なままです。

新築当初に塗装したのはティックリラ社のオイルステイン塗料バルチカラー 茶と緑のツートンでした。
新しく塗ったのはティックリラ社の水性塗料ヴィンハ・オパーク 白とグレーのツートンです。

最近の情報なのですが、ヴィンハ・オパークは「杉には不適」との情報がありました。
相性が良くないそうで剥離するらしいのです。
こちらでも実験してみることにします。
米松やウエスタンレッドシーダー、もちろんフィンランドパインには問題なく着色できるのですが・・・
そう言えば杉のログにコレを塗ったことは今までありませんでしたね。  


Posted by ウエストガーデン at 01:17Comments(0)ログメンテナンス