2009年06月28日

大洲城
愛媛県大洲市は伊予の小京都と呼ばれています。
市内を流れる肱川では鵜飼いが見られ、城下町の風情あふれます。
対岸八幡浜の隣ですがイマイチマイナーなところです。
その大洲は城下町であり、かつて4層の天守閣がありました。
明治時代にボロボロのそれは解体されたのですが、2004年にナント木造で再建されています。


日本一の規模を誇る木造天守閣(再建)です。
熊本城にしろ大阪城にしろ鉄筋コンクリートによる再建ですからシルエットはあっても中身は無いですからねー。
そういう意味でも大洲城は当時の架橋を再現しています、木造建築に関わる者であれば一度は見ておきたい建築物なのです。

在来工法とひとくくりにされる木造軸組工法ですが、現代のそれが「金物」と「筋交い」によって強度と耐震性を持たせているのに対し、伝統工法は木造軸組工法であっても「筋交い」より「貫」によって揺れに抵抗する作りです。
「筋交い」は上下2箇所での抵抗ですが、「貫」は柱を抜いた数X貫を入れた数なので多数箇所で揺れを負担します。
ですから筋交いは破壊されたり抜けたりすると一気に家が傾きますが、貫で固められた壁は斜めになってもなかなか破壊されないのです。




これは残っていた古い楼の梁組、当時のままの木材です。
市内を流れる肱川では鵜飼いが見られ、城下町の風情あふれます。
対岸八幡浜の隣ですがイマイチマイナーなところです。
その大洲は城下町であり、かつて4層の天守閣がありました。
明治時代にボロボロのそれは解体されたのですが、2004年にナント木造で再建されています。


日本一の規模を誇る木造天守閣(再建)です。
熊本城にしろ大阪城にしろ鉄筋コンクリートによる再建ですからシルエットはあっても中身は無いですからねー。
そういう意味でも大洲城は当時の架橋を再現しています、木造建築に関わる者であれば一度は見ておきたい建築物なのです。

在来工法とひとくくりにされる木造軸組工法ですが、現代のそれが「金物」と「筋交い」によって強度と耐震性を持たせているのに対し、伝統工法は木造軸組工法であっても「筋交い」より「貫」によって揺れに抵抗する作りです。
「筋交い」は上下2箇所での抵抗ですが、「貫」は柱を抜いた数X貫を入れた数なので多数箇所で揺れを負担します。
ですから筋交いは破壊されたり抜けたりすると一気に家が傾きますが、貫で固められた壁は斜めになってもなかなか破壊されないのです。




これは残っていた古い楼の梁組、当時のままの木材です。
Posted by ウエストガーデン at 23:04│Comments(0)
│伝統工法