2010年05月27日

ウッドデッキ修理

ウッドデッキのメンテナンスのご依頼を頂きました。
セカンドハウスなのでメールでやりとりしつつ現場調査の時の様子

ツーバイ材で作られた40平米程のウッドデッキです。
ところどころ塗装が剥げてしまっています。
一見すると良さそうに見えますが、デッキ材のあちこちに腐食が進んでいました。

剥離部分、新しい塗装が古い塗装の上に施されています。多分異なった性質の塗料を用いた為、古い塗装に新しい塗装が馴染まなかったのでしょう。新しい塗装の塗膜が破れるとめくれあがっていたりします。

材同士の突き付け部分などの腐食が激しいです。
傷んだデッキ材だけを交換して欲しいとのリクエストでした。
新しく塗装した材をあちこちに入れてしまうとツギハギだらけとなってしまい、見た目が良くない。

相当数の入換えが必要なのでいっそエリアで全部交換した方がベターなのではないでしょうか?と提案させて頂きました。

古いデッキ材の撤去です。木口が腐ってしまっています。
ビスも錆びているので、抜けずに折れるものが多発します。
仕方ないので外せるビスだけ外して、あとはデッキ材を引き抜きました。

鉄ビスでデッキを留めると、雨水や夜露などの水分で錆てしまい、やがて折れてしまいます。
頭だけが飛んだ状態になり、デッキ材を引き抜くとこんな感じです。
もうこのビスは抜けないので、根太上で折り、凸部はサンダーで削ります。

施主支給の材料が届きました。
ウエスタンレッドシーダー材です、長い材が無く6フィート(1835ミリ)材を使う事になりました。
この時に思っていた以上に短尺材を張るのは大変でした。
これが安価なSPFのツーバイ材だったら・・・・どエライ大変な事になってました。

届いた材は予め塗装してから使います。
デッキ施工した後だと、側面や裏面への塗装は事実上不可能だからです。
全部で160本、施主支給のキシラデを1本1本塗っていきます。

塗った材は解体材を枕にして乾燥させます。
キシラデは速乾タイプですが、それでも乾燥には数時間を要します。

塗装が終わったら既存デッキを解体
軒下の痛みが少ない10例を除いて全部外しました。
これから新しいデッキ材を施工していきます。
Posted by ウエストガーデン at 08:54│Comments(0)
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