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2008年08月26日

オープンキッチンの家


埼玉県で建てさせて頂いたログハウス住宅です。
土地探しから長い長いお付き合いの末に実現した一軒です。
こちらもフリーデザインモデル、夫婦2人とペットのわんこが一緒に過ごすための工夫が一杯に仕込まれている家です。
グレーベースに赤いアクセントのカラーリングです。

中古の戸建てに住まわれていたオーナーは奥様と思い立ってログへの住み替えを決意
住んでいた家を売りに出し、新たローンを借りて土地探しへ。運良く見つかった訳あり中古物件を取得、周りが田畑で市街化調整地域でしたが既存宅地である為に再建築可という物件でした。
古い農家住宅と納屋を取り壊し(当時はまだミンチ解体出来た)更地にしてからのスタートでした。
幸い土地は切り売りできるほど広かったので広い庭を確保。
わんこを自由に走らせることが出来るように、敷地をフェンスで囲いました。庭には小山を作り薪置き場やガゼボまで。これらはオーナーの手作りです。

お隣との緩衝を取るために北側に駐車スペースを設け、北側玄関のプランニングです。
LDKは南側にあるので玄関入って廊下があります。
玄関の外で笠をさしたり、買い物の荷物も一度下に置いてからカギを操作できるよう玄関上には屋根を設けています。

西側へ出っ張りを設けてL字型のデザインはログでは定評です。
見た感じもグッときますね。瓦はラファージュブラースというフランスのセメント瓦です(国内ライセンス生産です)リビングの大型3連窓もデザインされています。

東側の屋根には大型のゲーブルドーマーが乗っています。このドーマー内側のスペースがメインベッドスペースになっています。朝日が差し込んで目が覚める・・・という訳です。

ここが内部ロフト、仕切りが1箇所で仕切りの中はウォークインクローゼット(正面右奥)です。つまりオープンなロフトスペースにベッドを置いてそのまま寝室になるのです。右側のエアコン下がそのスペースです。
ちょっと普通では考えにくいプランニングですが、オーナーは愛犬家で一階で寝ているわんこ達の様子もすぐ分かるようにしている訳です。

先ほどの左奥はこんな感じ、玄関右側のL字になっている部分のロフトです。
天井がとても低いのですがこれは折込済み、ここは奥様の趣味のスペースになるので天井が低くても構わないのです。

このスペースを反対側から見るとこうなっています。二階のバルコニーにアプローチする為のキャットウォークになっていたんですね。
南側は大型FIX窓でとても明るくなっています。

この家自慢のオープンキッチンです。特注品です。
画像では何も無いのでちょっとツマラナイですが、ここは見事に飾られて月刊ハウジング2003年4月号、輸入住宅に暮らす2003年SUMMER号に掲載されました。
キッチンの奥行きは1200、お友達を集めて皆でワイワイお料理やお菓子を作ることが出来るようにしてあります。カントリーキッチンでは有名なグリーンゲイブルズのキッチンを採用したかったのですが、如何せん高すぎて予算オーバー、そこでオリジナルキッチンをオーダーして作りました。
フルオーダーキッチンってバカ高いイメージがありますが、キッチンメーカーではない建具屋さんで作る木製キッチンだとそんなに値段が張るものでは無いんです。
ヘタなメーカー製より安かったりします。
でオール電化ですのでエコキュートとIHヒーターの組み合わせです。
コストのメリハリの為にお風呂を犠牲にしています。ユニットバスですがエコノミーグレードをチョイス。

ダイニング側から見たリビングルーム、リビングには二階へ上がるL階段、そして隅には薪ストーブが鎮座します。
ストーブと階段の間には3連窓をジャストフィットで組み込んであります。

最近でもたまにログ系の雑誌や輸入住宅系の雑誌に建物が紹介されていたりします。


  


Posted by ウエストガーデン at 15:44Comments(0)ログギャラリー

2008年08月26日

南箱根の家


静岡側から富士山が見える別荘地として人気の南箱根ダイヤランド、そのダイヤランド内に2001年に建てさせて頂いた永住物件です。
某大手企業を定年退職され、東京を離れて第二の人生を過ごすため、人生最後の家としてログをお選び頂きました。
ちなみに別荘地のwebページでもこの建物は出てきます。
http://www.dialand.co.jp/bukken.html
物件情報の上帯に写っていますね。

この建物は道路からかなり上がった敷地に建てられています。ゆえに石積で斜面を補強しています。
道路から上がっているお陰で富士山の眺望を邪魔するものがない為視界は抜群です。
眺望を生かし敷地の条件に合わせたデザインを求められました。
結果シンメトリーで真中が凹になった目の字レイアウトでデザインされました。

敷地の有効部分の奥行きが少ないので奥行き6mの当時のフルスパンです。
リビングが向いている東面は三連窓と上部三連FIX窓でデザイン。
三連窓はもっと大きくしたかったのですが、冬の暖房用FFストーブを窓下に配置する必要がありこれを隠す為にはこのサイズが限界でした。

第二の余生を過ごす家、スペースの制約からも「玄関を無くす」というデザインを採用しています。
欧米にはありがちな、玄関ドアを開けたらそこはダイニングになっています。
しかもダイニングにはフレンチドアでここを開放すれば凹部の窪みが玄関スペース兼ウッドデッキになっていてテーブルを出すだけで外でランチを楽しんだりも出来ます。
道路から高低差がある敷地ならでは、かつ悠悠自適のセカンドライフスタイルならではの間取りです。
そんなに来客が多い訳でもありませんし、子供達も既に同居していないのであれば明確な玄関スペースの必要性が無い訳です。

玄関ドアを開けたらそこはキッチン、故に見せるキッチンです。
高級キッチンメーカーのトーヨーキッチンをカスタムしてI字+キャビネットでL字ユニットに仕上げています。キッチンウォールはモザイクタイル。

広いリビングは旦那さんの趣味のスペース、当初はスクリーンを装備してプロジェクターでホームシアター化される計画でしたが、大型のプラズマテレビの登場で明かりを消さないと見れないホームシアター計画から変更されました。それでも音響機器は本格派です。

ユーティリティもこだわっています。
コーラーのシンクボウルと水栓、そしてコンランショップのミラーユニットです。
洗濯機のサイズに合わせてカウンターを作りジャストフィットするようにしてあります。

一階のメインの寝室です。セカンドライフではワンフロアで全ての生活が出来るように設計されていると体が多少弱ったところで困りません。

あくまでエキストラの二階ロフトはロフト+1ルームに仕切って子供さんやお孫さん達が遊びに来た時用です。ロフトは奥様のスペースになっていました。

6x5mのリビングは二階吹き抜けで広々としたスペース
センターにダイニングと二階はロフト
メインベッドルームとユーティリティーの二階はエキストラルームと収納スペース
という間取り構成です。
オール電化で温泉も電気温水器で沸かしています。
薪の入手に苦労することが予見される為に薪ストーブは導入せずFF石油ストーブとエアコンで冷暖房です。
南箱根ダイヤランドは熱海と三島を結ぶ幹線道路の真中あたりに立地します。  


Posted by ウエストガーデン at 02:25Comments(2)ログギャラリー

2008年08月26日

ライトグリーンな家


折れ屋根の家と同じ住宅地、すぐ近くの区画に建つライトグリーンに塗られたログハウスです。
モデルはフリープラン、スタンダードな大屋根タイプの住宅です。
ライトグリーンをメインに緑系の濃淡色でカラーリングされています。
周辺は「いかにも住宅」という感じの家々ばかりですからライトな感じのこの家は全くログハウスっぽくない佇まいです。
折れ屋根の家をこのオーナーさんに見せたところ住宅地ごと気に入って頂いてここに建てられました。
実は斜め向かいにはBESS(ビッグフット)のカントリーカットログがお約束の濃茶で塗られて建てられているのですが、この2軒と比較してしまうと「本当に同じ時期に建てられたものなの?」と見違うほど全然違います。

整えられた外溝には2台分のカーポート、さりげなく停められているのはアルファロメオ・・・
うーんヨーロッパの家にはヨーロッパの車が似合います。

折れ屋根の家に比べると、敷地目一杯に大きめの建物を建てているので庭がありません。
オーナーさんはプロのアーティストさんで室内で楽器を鳴らされるのですが、ログの室内の音響の良さは予め分かっていたものの、住宅地でそれをやる事で近隣への音の迷惑問題をもの凄く気にされていました。
このオーナーさんが家を建てるにあたっては「室外へ音が洩れないこと」が条件の上位だったのです。
私たちもその性能がどの程度なのかはつかみかねる部分があった為、モデルハウスへ楽器を持参していただき実際に室内で演奏して頂きました。
そしてモデルハウスで防音性能をチェックした上で「この建物なら標準状態で街なかに建てて音を出しても大丈夫」と確認した上で建てさせて頂いた訳です。
仲間を集めて練習したり、セッションしたりする事もあるので庭を犠牲にして室内スペースを優先した作り、スタンダードモデルには敷地スペースに丁度良いものが無かったので好みのデザインラインを継承したオリジナルを設計して建てた訳です。
もちろんカラーリングも拘った結果ですね。
  


Posted by ウエストガーデン at 01:37Comments(0)ログギャラリー