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2008年12月08日

建築費というもの

ログハウスもそうですが、家の建築費についてです。
昨今の住宅市場を席巻しているのは福岡発のパワービルダー「タマホーム」さんです。
坪24万8千円をウリに年間数千?数万?棟を建てるらしいです。
坪単価
皆さんが一般的に思うのは坪単価=家の値段でしょう。
大体坪50万が基準みたいになっててそれより安い高いで判断されている人が多いように感じています。
坪50万で40坪の家で2000万円とか。
その考え方は
大間違いです
家の値段は坪単価X広さの掛け算ではありません。
全てのパーツのコストの積算(足し算)なんです。

ではタマホームで10坪の家を248万円で作ってくれるでしょうか?
絶対にムリです

10坪の家とて50坪の家とてキッチンや風呂場やトイレは最低1つ必要です。
基礎も屋根も1つです。
電気の引き込み工事や水道の給排水工事も家の大きさに関わらず同じだけ必要です。

坪単価とはそれらの積算を広さで割り戻しただけ

です、上の理屈から言えば大きな家になればなるほど坪単価は低く、逆に小さければ小さいほど高くなります。
だって家を建てるには箱がなくても「電気・水道・ガス」「キッチン・ユニットバス・照明器具にトイレ」などのコストが掛かりますからね。それをどのサイズの箱に入れるか?という事です。

更に・・・
30坪1500万の家に300万のグリーンゲイブルズのカントリーキッチンを付ける、とか、デザイナーズ照明器具を付ける、とか、ユニットバスにジェットバスを付けるなどすれば坪単価は簡単に10万円もUPしてしまいます。

平屋と2.3階建ての坪単価も要注意です。
平屋であっても2階建てであっても
基礎は1つ屋根も1つ
です。10坪の平屋のコストを100とします、床1に対する屋根10/坪のコストです、1F10坪の二階建てだと床は20坪なので屋根のコストは5/坪です、更に3階建てだとコストは3/坪です。
基礎も同じ事が言えます。
同じ大きさの基礎の上に建つ建物は、複層にすればするほど坪当たりのコストが小さく見えるというマジックがあります。
坪単価のマジックに惑わされないようにしましょう。
平屋というのは坪単価は実は高くなってしまうのです。

優秀な営業マンというのは、このマジックで上手にお客さんを手玉にとります。
お客さんの希望を限られた予算の中でやりくりする、それは決して会社の利益を削ることではありません、逆に手間分利益幅を多くされてしまうかも・・・・
あれこれ希望を出しても最初の予算の中で吸収してくれた・・・それは最初から余程利益が乗せられていたか、見えない部分の仕様を下げて帳尻を合わせているのか、大抵どちらかです。
これが施工の人件費とかに回されると実に酷いことになります、大工とて人の子
安い賃金しか貰えない現場で100%の仕事なんて期待できるはずもありません。
  


Posted by ウエストガーデン at 00:53Comments(1)ランタサルミ