2009年08月11日

エアコン要らず

本日の我が家周辺の外気温27度
夏は過ごし易いお山の生活です、避暑地って程でもないですが、市街よりは断然涼しいです。
我が家にはエアコンが1つだけあります。
東京で使っていた2.2kwの小さな奴を寝室に付けています。
リビングにもエアコン用の200v配線は用意していますが、多分取り付ける事はないでしょう。
このサーキュレーターで事足りているからです。
サーキュレーター、扇風機と違って首振り機能とかありません、ただ風を送るだけですが必要十分です。

そして天井に吊るされたシーリングファン
冬も活躍ですが夏も活躍します。
ログハウスは室内も全部木で作ってある(多少他のマテリアルを混ぜても良い)ので湿気をかなり吸収します。珪藻土を壁に塗っている方も多いと思いますが、所詮厚みは2-3ミリ、その珪藻土が飽和までに吸収できる湿気量は知れてます。
木の壁が吸収してくれる湿気量はそれらを遥かに凌駕します。
ゆえに室内湿度は快適なレベルに保たれ、雨が降っていても部屋干で洗濯物もよく乾く訳で・・
自然な風による冷却は、スイカを冷蔵庫ではなく井戸で冷やすように「冷やしすぎない」効果もあって人の感覚にも優しい冷房です。
今年の2月に新しく大型の液晶テレビを買ったのですが、これがどっこい結構な発熱量です。
部屋を閉め切っていると、テレビの裏側からガンガン熱気が発散されるのが良くわかります。
室温も高くなりますので、窓を空かせて換気しています。
ログハウスだからエアコンは要らない、という話ではなく、ログでもお客さんの大半はエアコンを付けています、もしくは付けられるようにスペースと配管配線は済ましています。
実際に居住を始めて「暑い」と感じたらいつでも取り付けできるようにです。
そしてエアコンをつけている方も「以前の生活に比べると、エアコンを使う頻度が大きく減りました」と言って頂けます。
ログは室温を保とうとする性質があるので「一度冷やすとなかなか温まらない」のです。
だからエアコンを効かせてもある程度冷えてしまえば、エアコンを止めてもなかなか室温は上がってこないのです。