2008年04月17日

蓄熱床暖房の家

こちらも軽井沢の別荘地に建てられているランタサルミのログハウスです。
独特のデザインはフリーブランのオリジナルモデルですね。
四角い窓に玄関の屋根が特徴です。

片側が飛び出していて一階には横長の小さな窓が付いています。この窓のところにサウナルームとバスルームがあります。

庭の方から見た建物デザインです。

この方向から見ると、なんとなーくどこかで見たデザインですね。
そう、軽井沢モデルハウスのカイサのデザインに似ています。
このログはモデルハウスに来場されたお客様が「デザインは気に入った、しかしこんな大きな建物は要らない」という事でカイサデザインを敷地の形状と使い勝手に合わせてモデファイして作られたデザインだったのです。なのでリビングの吹き抜けや大きな窓はそのままあるのですね。

反対側を道路から見たデザイン、屋根の上に鳩小屋(ゲーブルドーマー)が付いているのが見えます。
どの方向から見ても様になる建物ですね。

ポーチを兼ねるデッキには屋根を抜いて埋め込まれたアクリルガラス、これを下から見上げるとこんな感じです。光を取り入れる為のアイディアです。

これが蓄熱式温水床暖房の心臓部です。
石油タンクと温水へッダユニット、そして温水ボイラと給湯ボイラが並んでいます。
ログも色々ありますが、この蓄熱式温水床暖房の実績が多くあるのはランタサルミの総代理店ゲストハウスです。
仕組みは基礎天をコンクリートスラブ仕上げにし、スラブの中に架橋ポチエチレンパイプを埋め込みます。ベタ基礎を逆さまにしたような形ですね。
この埋め込んだパイプに温水を流してコンクリートの床全体を暖めてしまうのです。石(コンクリート)が蓄熱してくれるのでじんわりと優しい暖かさが床面全体から上がってきます。
この床暖は電気式や床材の内部に温水を流す仕組みのものよりも構造もシンプル(=壊れにくい)で効率も良いように思います。寒冷地の住宅ではあるととても暖かい冬です。
こちら大分のウエストガーデンでは温泉熱利用とか、太陽熱温水器の温水利用とか様々工夫して暖房できそうですね。
床暖房の暖かさは冬の軽井沢モデルハウスで体感出来ます。